2025.07.29スタッフ雑感
真夏の自動車トラブルと事故リスクについて
肱川産業の長田です。今年の夏は、昨年を上回る猛暑日が続いていますね。皆様、この暑さの中をいかがお過ごしでしょうか?今年は空梅雨で、例年よりも早く梅雨明けを迎えました。松山支店の駐車場横の樹木では、毎年セミの大合唱が賑やかで「うるさいくらい」なのに、あまりにも梅雨明けが早すぎたのか、今年は少し寂しい夏を迎えています。
さて、今回の私の記事は、夏のドライブを安全に楽しむための、自動車事故・故障トラブル対策についてです。待ちに待った夏休み!長距離ドライブやレジャーに出かける方も多いのではないでしょうか。しかし、夏の時期は、猛暑や集中豪雨など、自動車にとって過酷なコンディションになりがちです。楽しいはずのドライブが、思わぬ事故や故障で台無しにならないよう、夏の自動車トラブルに潜む危険と、その対策をご紹介します。
■夏に多発する自動車トラブルとその原因
夏場に特に注意したい自動車トラブルは、主に以下の3つが挙げられます。
1.バッテリー上がり
原因:エアコンの使用頻度が増えることによるバッテリーへの負担増、渋滞中の低速走行による充電不足、バッテリー自体の劣化などが挙げられます。
対策:長距離ドライブ前にはバッテリーの点検(比重や電圧の確認、液量補充など)を済ませておくことが重要です。定期的な充電や、劣化している場合は早めの交換を検討しましょう。
2.オーバーヒート
原因:猛暑によるエンジンの冷却不足、冷却水の不足や劣化、ラジエーターの故障、エアコンの過度な使用などが原因となります。特に渋滞中は風が当たらないため、オーバーヒートのリスクが高まります。
対策:出発前に冷却水の量や漏れがないか確認しましょう。走行中に水温計が異常に上昇した場合は、すぐに安全な場所に停車し、エンジンを停止してJAFなどのロードサービスに連絡してください。むやみにラジエーターキャップを開けるのは危険です。
3.タイヤのパンク・バースト
原因:路面温度の上昇によるタイヤ内部の空気圧上昇、タイヤの劣化や空気圧不足、偏摩耗、そして釘などを踏むことによるパンクなどがあります。高速走行中のバーストは重大事故に繋がる可能性が高いです。
対策:長距離ドライブ前には必ずタイヤの空気圧を適正に調整し、溝の深さやひび割れがないか確認しましょう。また、定期的なローテーションも重要です。万が一のパンクに備え、スペアタイヤやパンク修理キットの点検も忘れずに。
■夏に注意したい自動車事故のリスク
夏のドライブでは、以下のような事故のリスクが高まります。
1.居眠り運転
原因:暑さによる暑さによる疲労蓄積、長時間の運転、冷房による車内の快適さ、睡眠不足などが挙げられます。
対策:十分な睡眠をとってから出発し、こまめに休憩を取りましょう。カフェインを摂取したり、ガムを噛んだり、同乗者と会話したりするのも有効です。眠気を感じたら、すぐに安全な場所に停車し、仮眠をとるなどして体を休めましょう。
2.視界不良による事故
原因:集中豪雨やゲリラ豪雨による視界の悪化、夜間の対向車のライトによる眩惑などが考えられます。
対策:豪雨の際は無理な運転を避け、視界が確保できない場合はハザードランプを点灯し、安全な場所に停車しましょう。夜間はハイビームを適切に活用し、対向車が来た場合はすぐにロービームに切り替えるなど、マナーを守った運転を心がけましょう。ワイパーやウォッシャー液の点検も重要です。
3.ヒューマンエラーによる事故
原因:長時間の運転による集中力の低下、エアコンの効きすぎによる体調不良、行楽地での混雑による焦りやイライラなどが原因で、普段ならしないようなミスを犯しやすくなります。
対策:余裕を持ったスケジュールで行動し、焦らず慎重な運転を心がけましょう。体調に異変を感じたら、無理せず休憩を取りましょう。特に観光地など不慣れな道では、カーナビや地図をよく確認し、脇見運転には十分注意してください。
■夏のドライブを安全に楽しむためのチェックリスト
夏のドライブに出かける前には、以下の項目を必ずチェックしましょう。
・バッテリー:液量、比重、電圧
・冷却水:量、漏れ、リザーバータンクの状態
・タイヤ:空気圧、溝の深さ、ひび割れ、偏摩耗
・エンジンオイル:量、汚れ
・ブレーキ液:量
・ランプ類:ヘッドライト、テールランプ、ブレーキランプ、ウインカーの点灯
・ワイパー:ブレードの状態、ウォッシャー液の量
・エアコン:冷え具合、異臭
・発炎筒・三角表示板:有効期限、積載場所
夏のドライブは、開放的な気分になり楽しいものですが、その一方で、自動車にとって過酷な状況になりやすく、ドライバーの体調管理も重要です。事前の点検と準備をしっかり行い、無理のない運転を心がけることで、夏のドライブを安全に、そして最大限に楽しむことができます。万が一のトラブルに備え、保険会社のロードサービスの連絡先も確認しておきましょう。
最後になりますが、私は先日、中島トライアスロンに出場する仲間の合宿のサポートに行ってきました。本当に今年の夏は危険なくらい暑いですね。子どもたちは夏休みに入って活発に動き回っています。飛び出しや自転車には十分に気を配りましょう。また8月には、お盆休みを利用した帰省客で県内外の人の動きも活発になります。車の量も増えてきますので、時間にゆとりを持って、譲り合いの心でハンドルを握りましょう。
それでは、皆様にとって思い出に残る良い夏となりますように!
【松山支店横の蝉が留まる樹木】
【中島トライアスロン合宿サポート】
【中島の灼熱の空】