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2024.04.30スタッフ雑感

ギリシャ・イタリア旅行の話①

私が大学生の頃には、夏休みや卒業の時に外国に旅行に行くことが流行っていました。

私も大学2年の夏休みのときギリシャに旅行に行く計画を立てました。なぜギリシャなのかというと、子供の頃にギリシャ神話が好きだったのと、時々旅番組で見かける地中海の青い空、青い海、白い砂浜に憧れがあったからです。

どうせなら行き当たりばったりの自由度の高い旅がしたかったので、大学のクラスメートとギリシャ往復の飛行機のチケットのみを購入しました。ところが、その友達が急遽旅行に行かないということになり、変わりに地元の高校の同級生(ナリちゃん)と行くことになりました。

 

8月の中旬に出発の予定でしたが、夏休みが始まって実家に帰ると、父の所属していたロータリークラブだか何かの関係で、イタリア人の女の子(エリーザ、同い年)が実家にホームステイに来ていました。来日したときに東京で歓迎会があり、浩宮様(今の天皇陛下)も出席しておられ、グラスにワインを注いでいただいたとか、東京で坂本龍一のCDを買ったとか、片言の英語で色々な話をしました。そのとき、ちょうど8月の後半から私がギリシャに旅行に行くという話になり、ギリシャからイタリアへは船で来られるからイタリアにもおいでという話になり、彼女の実家(イタリア南部、ブリンディジ近郊)でホームステイさせてもらうことになりました。

 

ナリちゃんと旅行の打合せをしました。飛行機の往復チケットは搭乗日が自由に決められるものでしたが、ナリちゃんは8月の中頃に東京で用事(プリンスの東京ドームコンサート)があったので、私は1人で先に出発し、ナリちゃんとはギリシャのミコノス島の空港で落ち合うことにしました。いよいよ1週間後に出発というとき、海外に1人で出発するということで緊張してストレスがたまっていたのか、39度くらいの高熱が出てしまいました。地元のお医者さんに行って事情を説明すると、注射を打ってもらい、これはきつい薬ですが仕方ないでしょうと特別に薬をもらい、何とか出発前には熱も治まりました。